2016年9月27日火曜日

命が宿る

2016年8月7日、玉川の森の中で出会った5つ年下の美術家、野沢裕さんと結婚。
私にもこんな日がくるんだと、不思議な気持ちだった。

子どもは欲しかったけれど、生理は不安定だし、仕事も忙しく、玉川きこり社にとって初の新入社員が2人入社したところだったので、赤ちゃんはまだまだかな、と思っていた。

9月。
生理が来ない・・・

鼻水もなぜかすごく出てきて、熱っぽい。もしや、と思った。
買っておいた妊娠検査薬。
使ってみると・・・
陽性だった。

驚いた。
こんなにも早く。
喜びよりも先に不安を感じる。秋は仕事が忙しくなる時期で、飛行機にも乗らなければならないし、山の取材も多くなるし、神楽も舞わなければいけない。やっていけるのかという気持ち。

夜、旦那さんが帰ってきた。「まだ早い」って思うかなと、ドキドキしながら伝えると、「37歳なのにすごいね!」と驚きながらも喜んでくれた。「でも今喜んじゃうと、そうじゃない時にショックを受けるから、お医者さんに行くまでは考えるのをやめよう。」
そんなふうに言いながらも、赤ちゃんトークは止まらなかった。

産婦人科に行くと、やはり妊娠していた。
胎嚢1㎝の中に小さな点。
エコー写真を見たとき、涙が少し出てきた。年齢的にあきらめていた所もあったけれど、それでも私も他のお母さんたちと同じように妊娠できたんだな、と思った。

これからどんな日々が待っているのか、このブログに綴っていきたい。